« 総合格闘家の立場① | トップページ | 総合格闘家の立場③ »

総合格闘家の立場②

お金の話で盛り上がり、やがて学校の話題へ。お互い22才。65は現役で大学に入り五年生、筆者は一浪して入り四年生。ダメな学生がここに二人。

Showletter_1

65:ogsくんは新学期始まったよね。大学四年で最後の年じゃん

僕:うん

65:僕も始まったわけよ。五年目の春が。「五年目の春」って面白いな(笑)

僕:なんかフォークソングみたいな(笑)

65:ああ、でもリアルに笑えなかったわ…その、留年決まった瞬間、再現してあげようか。その日のバイト終わって、あー疲れたってなって……

僕:バイト終わったのが?

65:昼の12時くらいね。六時間労働で。(帰ってきて、すぐ)だりぃ…もう寝るって

僕:うん

65:あ、その前にね、先に自分が単位を知っておいて、親に報告しようと思ったの。前日に大学にいって成績調べに行ったら(事務の人に)『発送しますので、自宅で待って下さい』って言われたの。だからもう、絶対次の日には来ないって思って安心して帰った

僕:うん

65:で、次の日バイトから帰ってきて寝てたら、奥から物音がして、父親がドアをガチャって開けて『おい、○○(65氏の下の名前)、おい、留年したぞっ!』って

僕:ぶはは!(笑)

65:うははは!(笑) 親が先に言うからさ、ええっ?ってなって。

僕:「サンタさんが来たぞっ!」って感じだね

65:もう「空襲だっ!」ってな感じでさあ!

僕:B-29が…(笑いすぎてつらい)…来たぞみたいな(笑)

65:「逃げる準備をするんだ!」みたいなね(笑)。…そんな感じだったからさあ、眠くて『何?留年って』って思ったのよ本当に。

僕:うん

65:で、『お前、どうすんの』って言われたから、『どうするもこうするも、決まっちゃった以上、覆すことはできないんじゃないの?』って

僕:(笑)

65:なんかヒトゴトなのよ、もうなんか。『いやいやいや、そうじゃなくって、お前本当どうするの、これから』って。(父親に)『いやー、留年ってことはもう一年大学にいるか、辞めるかの……』

僕:ぶはは!なんかすごい、現実的なことしか言えないのね、もう

65:もうもうもう、ごまかしてもしょうがないからさあ!可能性とか……『自分で(学費を)払うのは厳しいと思うから、辞めるしかないと思うんだけど、どう思う?』って、逆に聞き返しちゃったから

僕:(頷き)ああ

65:『お前は大学行きたくないの?』って言われたから『イヤ、行ってもいいんだったら行く』って

僕:(爆笑)

65:で、どうしよーかなーって思ったんだけど、「ま、いいやっ!」って開き直ったの。

僕:うん

65:(格闘技の)練習行こっ!って

僕:うん(^^

65:練習いって、帰ってきたら母親が、アンタ、どーすんのっ!って言われて。でも自分もこの一年間は本気で学校行ってたから……全部やって。微妙じゃない。

僕:うーん

65:なんだかんだ言って結局、もう一年やることになったんだけど、「わかってるよね」って

僕:二回目はないぞと。まあ、でも…それで認めてくれるんだから…いいのかな

周りは輝いて見えるけど……

65:そんな感じで今でも授業受けてるけど、いやー周りの学生が変に…幼いってわけじゃないけど、なんかこう、キラキラ輝いてるんだ

僕:(共感して)あ~…

65:なんか就活してない俺が、周りのしてる4年生見て、若いな~って

僕:あ~……

65:何をそんなに急いでいるのかな、こいつらみたいな。やれ就活、就活……

僕:「不安」、…うーん…俺は勤めようとも思っているから…。(シナリオの勉強と)両方やっていこうと思っているのね。今は。そういう立場から見ると…不安だよね。やっぱり。今、四年になって……来年の予定がないっていう。それは……怖い。

65:俺はさ、就活してないからさ、してなかったんだ。たいして。

僕:あ、でも受けたのか?

65:受けたは受けたけど…全部あれだよ、自分の希望とは関係ないところ。とりあえず受けておけば、社会勉強になるじゃん。損はないと思うんだ。

僕:うんうん

65:俺は、みんなより明らかに(就職活動を)頑張ってないって、わかっているんだけど…なんか周りの人に左右されてみんなやっていると思うんだ。

僕:う~ん、まあ……それは…

65:それ、大きいよね。絶対あると思うんだ。

僕:あるっう……まあ…、まあっ…(何とも言えない)

65:周りを気にしててもしょうがねえじゃん、って思うんだけど

僕:うん

65:例えば、その人にはソレしかなくて、自分の能力をやりたいほうに出すしかないと思うんだよ

僕:うーん

65:だってAとBって人がいたらさ、両方とも同じ能力なわけないじゃん。4年間、3年間大学いたらさ、やっぱり真面目にやってきた奴のほうが能力は高いじゃん、一般的に。

僕:まあ、そうだね

65:だったら、その人と同じことやっても無理なんだから、違う分野で自分の能力を発揮できるところに行けばいいじゃない、って思うんだ

僕:正論だと思うよ

65:みんな、なんか同じ…いいトコばっかで…なにがいいのかって思うよ。…カネ!っていう話?

僕:カネだと思うよ。やっぱり。お金……

65:俺は目先のカネ見てもしょうがないと思うんだ

僕:ああ!なるほどぉ。目先の、…目標より、その向こうにあるものを見据えたほうが!……何がいいのかな…。

65:何がいいのかわからないけど、金は多ければ多いほうがいいと思うけど…

僕:すごく、具体的に言ってみると、例えば今、格闘家を目指して(食って)いけるようになったとしても、15万くらい。だけど同級生はもう、今年から20万前後稼ぐ。

65:まあ、大体ね

僕:それを…越えて、その先の目標を掴むべきだと。

65:うん

僕:なるほどね。…不安には!…ならない?

65:あんま、どうだろうね。今はまだ親元にいるから不安とかは全くないから

僕:そお? 俺はもう親に申し訳ないとか、親になんて言おうとか考えちゃうけどなあ

65:だって、「今」出て行けって言われたら、めちゃくちゃ慌てるけど、あと…年間は(聞き取れず)家に金入れればいい、って言われたから…

僕:あー、そうなんだ

65:何とかなるんじゃない。基本、何とかなるって思ってるからさ。「何とかなる」と思って今、五年生だからさ!

僕:……俺もまあ、単位…結構、取ってるけど。微妙だけどさぁ!(笑)

65:(単位)落ちたときのことも考えておいたほうがいいよ。これはリアルに。

僕:うへっ

65:実は俺、なんだかんだ言って落ちると思ってなかったからね。本気で。

僕:あー…そう

ドリンクバーのお茶は三杯目に・・・・・・続きます

|

« 総合格闘家の立場① | トップページ | 総合格闘家の立場③ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 総合格闘家の立場②:

« 総合格闘家の立場① | トップページ | 総合格闘家の立場③ »